2018-02-21 第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
○参考人(兵頭慎治君) 恐らく、これはロシアだけ切り取ってロシアと関係強化するのはどうかという発想ではなくて、やはり東アジア全体、日本の置かれた安全保障環境全体を考えた場合に、やはり北朝鮮問題、あるいは中国の問題、あるいはアメリカの相対的影響力低下の中で、やはりロシアとの関係正常化というのも、ここも果たしてしなくていいのかというと、やはりそうではないんだろうという。
○参考人(兵頭慎治君) 恐らく、これはロシアだけ切り取ってロシアと関係強化するのはどうかという発想ではなくて、やはり東アジア全体、日本の置かれた安全保障環境全体を考えた場合に、やはり北朝鮮問題、あるいは中国の問題、あるいはアメリカの相対的影響力低下の中で、やはりロシアとの関係正常化というのも、ここも果たしてしなくていいのかというと、やはりそうではないんだろうという。
○参考人(兵頭慎治君) これは北方領土、四つの島がありますので、それを多分区別して整理しなくちゃいけないという話だと思います。 プーチン大統領のこの手の発言をどう見るのかというのは二つの解釈がありまして、返しませんよという言い訳を今からし始めていると見るのか、そうじゃなくて、前向きの交渉のその材料として、この問題を本当に懸念しているんですから日本は考えてくださいと見るのか、二つに分かれると。
○参考人(兵頭慎治君) これに関しましても、先ほど少しお話し申し上げましたように、共同経済活動も含めた経済協力、資源協力、これだけで最終的にこの領土問題の妥結というところはやっぱり難しいんだろうと思います。